- 自分の死後は誰が手続きしてくれるの?
- 手続きには何が必要なの?
- 代わりにやってほしいんだけど
自分の死後の事務手続きに関してこのような疑問をお持ちの方は多いかと思います。
そこで、この記事では亡くなったあとの死後事務委任ついて解説していきます。
具体的には下記の順番で紹介します。
- 死後事務委任とは
- 死後事務委任のメリット・デメリット
- 死後事務委任の検討すべき人
- 死後事務を委任する方法・手続き手順
- 死後事務委任を考えるタイミング
専門的な知識が必要な亡くなったあとの手続きの手順が掴める記事なので、参考にしてみてください。
死後事務委任とは
死後事務とは亡くなった後の必要な手続きのことです。
一般的には死後の事務手続きは家族や親族が行ってくれます。
しかし、身寄りがいなかったりすると死後の事務をしてくれる人はいません。
家族関係が薄くなっていくと死後事務を行う親族がいないまま亡くなる方が増えています。
死後行う手続きは大まかにわけると下記の7通りです。
- 家族・友人への連絡
- 葬儀・埋葬手続き
- 役所・関係機関への届出
- 生前の医療費・施設利用費など未払分の精算
- 遺品整理及び住まいの処分
- 各種サービスの解約
- SNSアカウントの削除
このような手続きを死後事務といいます。
死後事務を「生前誰かに委任」しておくことが死後事務委任です。
当然ですが死後事務は依頼者が亡くなってから契約が発動します。
そのため死後事務委任の内容は変更できません。
死後不都合が生じないように委任契約をする段階で幅広く内容を盛り込んでおきましょう。
蓮華では経験豊富な専門家が死後事務委任のサポートをさせていただきます。
抜けが生じると、せっかく作成した死後事務委任契約が無駄になってしまいます。
専門的な知識も必要になってきますのでスムーズに進めるためにもご相談ください。
お問い合わせは無料です。
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死後事務委任のメリット・デメリット
死後事務委任するメリットは以下の3つになります。
- 身内がいないなど、頼れる親族がいない場合も死後の事が安心
- 葬儀の方法など自分の希望を生前に伝える事ができる
- 家族がいるが遠方だったりの場合に家族に迷惑をかけずに済む
死後事務委任するデメリットは以下の通りです。
- 専門家に依頼するので費用が必要
死後事務委任の検討をおすすめする人
下記の人は死後事務委任の検討をおすすめします。
- 独身者や子供のいない夫婦の他に頼れる家族・親戚のいない人
- 家族はいるが疎遠だったり遠方なので死後迷惑をかけたくない人
- 家族や親族が高齢なので負担をかけたくない人
- 散骨など葬儀に自分の希望を盛り込みたい人
- 内縁関係の夫婦や同性のカップル
死後事務委任のおすすめ①親族に迷惑をかけたくない
- 家族はいるが疎遠だったり遠方なので死後迷惑をかけたくない人
- 家族や親族が高齢なので負担をかけたくない人
核家族化の影響で親族が遠方だったり高齢だが一人暮らしをしているケースも多くあります。
死後の葬儀や手続きで手間をかけさせたくないと言う人も多いでしょう。
自分のことは最後まで自分でしたいと希望する人も増えていています。
親族に負担をかけたくない場合は、死後事務委任契約をし専門家に手続きを任せた方がスムーズで親族の負担も減ることでしょう。
死後事務委任のおすすめ②頼れる親族などがいない
- 独身者や子供のいない夫婦の他に頼れる家族・親戚のいない人
独身であったり配偶者の死別や離別、頼れる家族や親戚のいない人もいるでしょう。
この場合は、死亡すると入所先の施設や行政機関に火葬などの手続きをしてもらうことになります。
また、自宅で亡くなった場合は誰も何もしてくれません。
そのため専門家に死後事務委任契約を依頼しておけば介護施設の方などに負担をかける心配もなくなります。
死後事務委任のおすすめ③葬儀や埋葬方法を自分で決めたい
- 散骨など葬儀に自分の希望を盛り込みたい人
海での散骨や、墓石の代わりに樹木を立ててその周りに納骨をする樹木葬に人気があります。
しかし、親族に伝えてなかったり考え方が食い違ってしまう場合も多く希望通りに行えないこともあります。
生前に散骨の契約をしていたとしても死後きちんと行ってもらうためには専門家と死後事務委任契約を結んでおくことが重要です。
死後事務委任のおすすめ④内縁関係のご夫婦、同性のカップル
- 内縁関係の夫婦や同性のカップル
内縁のご夫婦や同性のカップルは死後事務委任契約をおすすめします。
法律婚をしていない場合は、相続人にはなれません。
そのため死後の事務を行うことは基本的には出来ません。
しかし任意の相手に死後事務を委任しておけばお互い安心でしょう。
死後事務を委任する手続き方法・手順
最後まで自分のことは自分でやりたいや親族の負担を減らしたいと考えている人が増えてきています。
死後のトラブルを減らすためにも死後事務委任の手順を解説していきます。
専門家に問い合わせし相談
死後事務委任契約については行政書士や司法書士などの専門家に依頼しましょう。
依頼したい事務所が死後事務委任を受け付けているかホームページや問い合わせして確認が必要です。
蓮華では死後事務委任契約に詳しい専門家がサポートいたします。
なので、わざわざ専門家を探したり、問い合わせて確認するなどの手間が必要ありません。
あなたの悩みを丁寧に確認し、専門家と一緒に継続的なサポートを致します。
お問い合わせは無料なので気軽に御相談ください。
死後事務委任の悩み相談をする
死後事務委任の内容を打合せ
死後事務委任契約することに決めたら具体的な内容の打合せをします。
- 親族や友人への連絡
- 葬儀の内容
- 埋葬方法
- パソコンのデータ処理
- 遺品整理の手配
- ペットの今後
など決めるべき内容は多岐に渡ります。
死後事務委任契約書を公正証書化
公正証書とは役所で公証人(裁判官・検察官・法務局長など選ばれた法律の専門家)が関与して作成する書類です。
そのため証明力と執行力があり、安全性や信頼性に優れています。
しかし死後事務委任契約書は公正証書にしなくても有効です。
ですが死後事務委任契約を行うメリットは次の通りになります。
- 相続人や親族とトラブルになるリスクを減らせる
- 役所等の手続きもスムーズに行える
死後事務委任を依頼することで生前の希望を実現できるメリットがあります。
なので、内容に漏れがないように専門家に依頼をおすすめします。
蓮華では法律の専門家がサポートしますので相続の悩みを解決することが出来ます。
死後事務委任契約を行うタイミング
死後事務委任契約を依頼するタイミングはいつがベストなのか解説します。
死後事務委任契約は元気なうちにする
元気に動ける時がベストタイミングです。
元気なうちは死後のことを考えるのが嫌な人もいます。
もっと高齢になれば、身体が不自由になってからと思っていても、いつなるかわかりません。
また身体が不自由になってからでは十分に打合せするのも難しくなるでしょう。
結局は死後事務委任せずに亡くなってしまうケースもあります。
最後に悔いを残さないためにも、元気なうちに死後事務委任を依頼しておきましょう。
死後事務委任を考えてもいいタイミング
ベストタイミングは元気なときですが、元気なときは死後の手続きについては考えないものです。
そこで多くの人が死後事務委任を考えるタイミングを紹介します。
- 高齢になり知り合いの葬式に出席したとき
- 大きなケガをしたり病気になったとき
- 自分の葬儀を依頼できる人がいなくなったとき
友人やパートナーと死別したときなど、死を身近に感じた時に多くの人が自分の死後のことを考えています。
「死んだらどしてほしいか」を希望を残すことは図々しいことではありません。
お問い合わせは無料なのでお気軽に御相談ください。
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死後事務委任と亡くなった後の手続き方法【まとめ】
生前に自分の死後の事務手続きを委任すること。
死後事務委任の内容は多岐に渡ります。
- 家族・友人への連絡
- 葬儀・埋葬手続き
- 役所・関係機関への届出
- 生前の医療費の未払分精算
- 遺品整理及び住まいの処分
- 各種サービスの解約
- SNSアカウントの削除
ドラマでは「亡くなった後のことは遺言書に書いてある」や「死ぬんだから後は適当にやっといて」と遺族に任せる人がいます。
しかし、死後の事務処理というのは専門知識がないと大変な手間です。
社団法人蓮華では専門家による死後事務委任契約のサポートや相続に関してのお悩みを解決いたします。
専門知識が必要な作業をスムーズに進めるには専門家に相談するのがおすすめです。
蓮華では様々な専門家や企業と提携していますので、気になる事があればご相談ください。
最終的に依頼することがなくても、お問い合わせは無料ですので気軽にどうぞ。
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プロフィール
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行政書士は書類作成のプロです。 遺言書・遺産分割協議書・任意後見契約書・死後事務委任契約書などの難しい法律書類や、死亡後の役所届け・墓じまいなどで必要な各種行政手続に必要な書類作成はお任せ下さい。
また私は介護業界を経験しています。
現場でおきる高齢者の方の困りごと相談にも多数対応させて頂いておりますのでお気軽にお問い合わせください。
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