父が亡くなって以降、母・祖母・祖父と生活してきました。
祖母と祖父には父のほか2人の姉妹がいましたが疎遠で、連絡もほとんどなく、たまにふらっと連絡もなく突然現れると祖母と祖父にお金の無心ばかり。
私が中学生になると祖父が寝たきりになり、母が仕事をしながら必死に介護をしましたが、祖父は他界。
葬儀の日になりやっと現れた姉妹は、案の定相続の話ばかり。
祖母は激怒し、母に祖父の遺産をすべて渡すと宣言しました。
怒り狂う姉妹たちですが、祖母には頭が上がらないらしく、祖父の相続の際は大人しく引き下がりました。
そして数年がたち、祖母も痴ほう症と寝たきりになり、母は再び仕事と介護の日々になりました。
しばらくして、祖母も他界すると再び相続で現れた姉妹。
しかし、祖母は母のために生前弁護士に依頼し一部のお金を残し、すべて母に相続させるよう手続きしていたのです。
それを知った姉妹は、また怒り狂い「自分たちは子供なのに正当な相続がない、あいつ(母)はよそ者なのに相続するのはおかしい!」と葬儀場で息巻いていました。
とりあえず、もらえる分のお金と家にあった祖母の遺品でお金になりそうなもの(指輪やネックレス)はすべて持ち帰ることで納得してもらい、あとは追々ということになりましたが、葬儀場でのことがトラウマになり、できれば姉妹に会うことなく解決できないかということになりました。
そこで、祖母が頼っていた知り合いの弁護士に依頼することになったのです。
弁護士さんは祖母から聞いていた話もあったので、大体の話の内容はわかっている様子でした。
そこからは弁護士さん経由で、相続の話は進みました。
最初は「私の実家なのになぜ他人(母)が相続するんだ」と怒っていたっ様ですが、弁護士さんの話を聞いているうちに、自分には相応の相続と理解したようで丸く収まることができました。
解決まで3年かかりましたが、親族である姉妹に会いたくなかったのでとても助かりました。
プロフィール
- 一般社団法人蓮華は高齢者様を一人にさせず、一人一人に対して真心を持って接していく会員制の団体です。 直面している社会問題を寄り添い共に考え、より良い未来を作り、 人生を豊かにしていくサポートを行っていきます。
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